氷の華とチョコレート


「それは羨ましいです、私の方は、午後に眠気が凄くて、あくびを何とか嚙み殺していました」


 怖い先輩と組んでいなくて助かったのが幸いですが、何回もチラ見されたので、ウトウトしていたのは、バレていたんだろうな……。


「じゃあ、オレの方こそ、ゴメンかな?」

「ふふ……、じゃあ、二人ともですね」


 学生の頃当たり前にしていた長電話も、社会人になるとやっぱり減って、久しぶりに次の日、眠たい感覚が懐かしくて……。それを共有しているのが、真間さんとだから更に楽しい気持ちになれた。

 イヴに会えなかったけれど、コレもいい思い出になってくれそう。

 話をしてるうちに、私のアパートが見えてくる。

 そう言えば……、真間さんは、どうして今日、無理して会おうとしてくれたんだろう? 初詣、一緒に行く約束もしているのに。