氷の華とチョコレート


 こんな時間に誰だろう?


「……えっ?」


 画面をみると、真間さんで……。何か、言い忘れたのだろうか?


「はい? もしもし?」

『……ゴメン、もう少し、氷室さんと話したくなって……』

「!?」


 彼も同じことを思ってくれていたことに、寂しいと感じた気持ちが、ふんわりと暖かくなった。


「真間さん、……メリークリスマス」

『えっと……、メ、メリークリスマス……』

「実は、私ももう少しだけ、真間さんとお話したいな、と思ってました、だからすごく嬉しいです」

『……!? ◎□●△〒◆×@●◇∞…~、じゃ、じゃあ、もう少しだけ長電話しよう、か……』

「はい」


 二人とも、明日は仕事だったけれど、声を聴いていたくて、とりとめもない話しをずっとしながら、一緒に夜更かしの長電話をした。

 次の日は、朝一であくびを噛み殺すほどに、眠かったけれど、一日幸せな気持ちでいられた。