氷の華とチョコレート


 そして、木曜、金曜と、真間さんのいない日が続いた…―――


 水曜日に荒谷さんから聞いた、栗栖さんの情報から、一人では眠れなくなっていた。もう丸二日はまともに眠れていない。


「氷室さん? あんた、さすがにその顔はヤバいから、休憩室で仮眠してらっしゃい!」


 土曜日の出勤当番で一緒になった小山内先輩が、きつめの言い方だけど、ちょっと優しい?

 眠れるように、インスタントのミルクティーと、ブランケットを持たされて、休憩室に押し込まれた。

 小山内さんが優しいなんて、明日は雪かな?


「小山内先輩、……ありがとう、ございます」

「平井さんの事、黙っていてくれたお礼よ、それに、彼にあんたの事頼まれたしね」

「……」


 えっ? 平井さん、まさか小山内先輩と付き合っているの?


「……一度会って食事しただけよ? あんたこそ、真間さんと付き合ってるんでしょ?」


 私の驚きように、先輩は大げさにため息をついて教えてくれた。