氷の華とチョコレート


「スゴイ! 本格的だね?」

「……いつもは、猫とか探してるから、こう言うのあまり使わない」


 コレは何? と言う菜摘の質問に答えながら、機械のセッティングをしていくKEYさん。


「入ってほしくない部屋あったら、自分でやってくれる?」


 一応異性だから、気遣ってくれているのだろうか? 寝室とか気にしているのだろう。


「えっと……、じゃあやってみます」

「あたしもやってみたい!」


 好奇心いっぱいの顔で言う菜摘に、KEYさんは少し考える顔をしてから、小型の機械を私達二人にそれぞれ持たせた。


「じゃあ、二人とも手伝って?」

「えっ? やっていいの?」

「広範囲は人海戦術」


 ふふ……、ちゃっかり手伝わせているあたりは、合理的な人なのだろうか?

 私達に使い方と、音がなると何が見つかるのかをKEYさんは淡々と教えてくれた。私が寝室とクローゼットをやり、菜摘がトイレとお風呂場と玄関、KEYさんがキッチン兼リビングを担当して探す機種を二回代えて計三回、仕掛けられているとヤバいと思われる物を探した。