捕まっても大した罪に問われず、逆恨みされて更に付け回されるようになり、警察に何度も相談したこと、向こうの家族と連絡が取れて話し合い、実家に連れて帰って監視下に留めてもらって、やっと落ち着いていたこと。
途中で真間さんが、もう言わなくていいからと言ってくれたのに、私は、自分の心を最後まで切り裂き続けた。
言わなければいけないと思った。もし私達が付き合い続けるのなら、こんな風にまた栗栖さんが現れるなら、彼に迷惑をかけてしまうかも知れないから。
でも、これを聞いて、真間さんが私から離れてしまっても、それは…―――
「――…っ」
胸の奥が苦しい……。
仕方ない事だと思うのに、私の前から真間さんがいなくなってしまうのを想像するだけで、物凄く辛いと感じる私がいる。
『―――…氷室さん? もう、いいから! 辛いことを言わせてオレの方こそゴメン』
―――…ハナレテイカナイデ?
「……っ」
涙が止まらなくなって、上手く声が、出ない。……言葉が、のどの奥で凍りついてしまったみたいだ。
「美羽!?」
「おい、どうした?」


