氷の華とチョコレート


 ローテーブルに置いた白い紙に、何かの作戦のように菜摘がやることを箇条書きにして書いていく。


 1 マロン弟に電話して、こっちにマロンがいる事を知らせる

 2 弟のいる地元で、マロンの捜索願いを出してもらう、又は出しているか確認する

 3 桂さんに(警察)連絡して、マロンが現れた事を知らせる。担当が代わっていたら紹介してもらう、盗聴器をショッピングバックに入れられた事を伝えておく

 4 桂さん(警察)又は新しい担当に、マロンの地元で捜索願いが出されていることを伝えて保護してもらうようにお願いする

 5 マロン弟又は家族に迎えに来てもらう。


「今出来るのって、コレくらいかなぁ?」

「うん、そうだな、結局前もマロン家族に何とかしてもらえて落ち着いたんだもんな」

「……」


 警察で出来ることは限られている。日々更新されていく罪に法律が追いついていないのが現状で、何かが起きてしまってから動いたのでは手遅れなのに、中々改善されて行ってはくれない。担当の人は親身になってお話は聞いてくれた、けれど……。