氷の華とチョコレート


「待って、あとマロンの弟の連絡先もあったよね?」

「えっ? ……あっ」


 それは、登録したような気がする……。栗栖の名前で探してみると……、栗栖大希さん? だったかな? 元彼の方はもちろん削除しているから、きっとコレだろう。


「……大希さん、だっけ?」

「確か、そんな名前?」

「ん……、俺も登録してるから、ソレっぽい、……で、菜摘どうするんだ?」

「うん、考える、ちょっと待ってね? ん~……」


 菜摘が、目を閉じて、色々考え始めた。遊ぶ時やアニバーサリーがある時、面白いことを考えるのが菜摘の得意とする所で、何かをしようとする時、つい菜摘に聞いてしまうのが、私達の癖になっていた。今回は、栗栖さん対策なのだけれど……。


「ただ盗聴されたぐらいじゃ、確か……、警察ってまともには動いてもらえなかったよね?」