病院へ向かう時間がこんなに長く感じられた事はない。
普段なら電車で20分の道を、今日はマンションの前でタクシーを拾い10分ほどで到着した。
救急外来の入り口につけてもらい、財布にあった1000円札を数枚渡して私は駆け出した。
とにかく素晴に会って無事を確認したかった。
「あの、すば、影井先生は?」
「あれ、水野先生、どうしたんですか?」
私にしては珍しく駆け足で受付まで行き声をかけたけれど、期待した返事が返ってこない。
「影井先生は?」
「今は事故の現場に出動しているはずですが・・・」
再度尋ねてみるけれど、やはりはっきりとしない。
そう言えばまだ病院に帰ってきていないと言っていたから、素晴がケガをしたこと自体をスタッフも知らないのかもしれない。
さすがにここで待っているつもりにはなれない私は、持っていたIⅮカードで救急外来の中へ入ることにした。
普段なら電車で20分の道を、今日はマンションの前でタクシーを拾い10分ほどで到着した。
救急外来の入り口につけてもらい、財布にあった1000円札を数枚渡して私は駆け出した。
とにかく素晴に会って無事を確認したかった。
「あの、すば、影井先生は?」
「あれ、水野先生、どうしたんですか?」
私にしては珍しく駆け足で受付まで行き声をかけたけれど、期待した返事が返ってこない。
「影井先生は?」
「今は事故の現場に出動しているはずですが・・・」
再度尋ねてみるけれど、やはりはっきりとしない。
そう言えばまだ病院に帰ってきていないと言っていたから、素晴がケガをしたこと自体をスタッフも知らないのかもしれない。
さすがにここで待っているつもりにはなれない私は、持っていたIⅮカードで救急外来の中へ入ることにした。



