「拓斗、輝龍のメンバーに会わせてよ」


「僕の判断で連れてくことは出来ないから、総長に聞いてみる」


蒼だろうか


手馴れた手つきで電話をしていた


「連れてきて良いそうです」


「ありがとう」


拓斗は椅子から立とうとすると何かを思い出したかのように


「そういえば、快さん。この間アジトに来たって言う初代総長は、今どこにいるのですか」


「・・・そ、こ」


快は笑いながら私を指さした