王子様を落とし穴に落としたら婚約者になりました ~迷惑がられているみたいですが、私あきらめませんから!~

 食堂を兼任しているカフェテリアに行けば、すでに大勢の生徒でごった返していた。

 しかし、このカフェテリアはとても広いので、座る場所がなくて困ることはほとんどない。

 隅の方の開いている席を見つけると、エイミーはライオネルとともにそちらへ向かった。

「殿下は座っていてください。お食事を持ってきます。日替わりランチでいいですか?」

「お前のそのちっこい手で二つも持てるわけないだろう。俺も行く」

「ダメです。殿下はそこで席を取っていてくれないと。大丈夫ですよ、ちゃんと一つずつ持ってきますから」

「だが――」

「じゃあちょっとだけ待っていてくださいね~」

「おい!」

 エイミーはライオネルを席に残して、ぱたぱたと食事を取りに行く。

 ライオネルにいった通りに、一つずつ席に運ぶと、彼の対面に腰を下ろした。