「そうしたらエイミー様の食事はどうされるんですか」
「わたしは大丈夫です」

「でも――」

「じゃあ、失礼しますね」

 エイミーはウォルターに手を振って医務室を出ていく。

 廊下を少し歩いたところで、ぐうとお腹が空腹を訴えたけれど、エイミーはそれを聞かなかったことにして急ぎ足で自分の教室へ戻った。