王子様を落とし穴に落としたら婚約者になりました ~迷惑がられているみたいですが、私あきらめませんから!~

「そういう意味では、落とし穴は殿下にとって悪夢そのものね……」

 シンシアは額に手を当てて首を大きく横に振った。

「だからどうして悪夢なの?」

「あんたってすごく頭がいいくせに変よね。頭が良すぎるから変なのかしら? きっと人と違う脳を持って生まれたのね」

 シンシアはなかなか失礼なことをしみじみと言った。