「ま、待ってください! それ、どうするんですか?」
「魔術省に持って行って解析させるつもりですが……、ダメでしたか?」
「ダメです! それと同じものを作ってもらう予定なんです!」
「ちょっと待てエイミー。まさかお前、これが欲しくて破片を集めたのか⁉」
「そうですよ? それ以外に何かありましたか?」
ライオネルがあんぐりと口をあけた。
「お前、これが欲しいのか⁉」
「はい! あ、大丈夫ですよ、ちゃんと殿下の分も作ってもらいますからね! わたしたち婚約者で両想いの恋人同士ですから、もちろんお揃いです!」
「…………」
「……ぷっ」
唖然とした顔で沈黙したライオネルの背後で、ウォルターが小さく噴き出した。そして肩を震わせながら、言う。
「だ、大丈夫ですよエイミー様。調べが終わったら、ちゃんとお返ししますから。何なら、私の方で手配して、これと同じものを二つ用意させましょう」
「本当ですか⁉」
「おい、ウォルター‼」
エイミーがぱあっと顔を輝かせるのと、ライオネルが焦った声を上げたのは同時だった。
「お前さっき呪術具とか言わなかったか⁉ そんな呪いの人形を俺に持てと⁉」
「ちゃんと呪いの魔術のかかっていないものを手配しますって」
「魔術がかかっているかかっていないの問題じゃないだろうが! なんなんだこの――何を表現しようとしているのか意味がわからない不細工な人形は‼」
「それが可愛いんですよ! ほら見てください、この……怒っているのか笑っているのかわからない目とか」
「エイミー、お前は本当にこれが可愛いと思っているのか?」
「もちろんです。これが出来上がったら、わたしだと思って大事にしてくださいね。わたしも殿下だと思って大事にします!」
「あぁ……」
「魔術省に持って行って解析させるつもりですが……、ダメでしたか?」
「ダメです! それと同じものを作ってもらう予定なんです!」
「ちょっと待てエイミー。まさかお前、これが欲しくて破片を集めたのか⁉」
「そうですよ? それ以外に何かありましたか?」
ライオネルがあんぐりと口をあけた。
「お前、これが欲しいのか⁉」
「はい! あ、大丈夫ですよ、ちゃんと殿下の分も作ってもらいますからね! わたしたち婚約者で両想いの恋人同士ですから、もちろんお揃いです!」
「…………」
「……ぷっ」
唖然とした顔で沈黙したライオネルの背後で、ウォルターが小さく噴き出した。そして肩を震わせながら、言う。
「だ、大丈夫ですよエイミー様。調べが終わったら、ちゃんとお返ししますから。何なら、私の方で手配して、これと同じものを二つ用意させましょう」
「本当ですか⁉」
「おい、ウォルター‼」
エイミーがぱあっと顔を輝かせるのと、ライオネルが焦った声を上げたのは同時だった。
「お前さっき呪術具とか言わなかったか⁉ そんな呪いの人形を俺に持てと⁉」
「ちゃんと呪いの魔術のかかっていないものを手配しますって」
「魔術がかかっているかかっていないの問題じゃないだろうが! なんなんだこの――何を表現しようとしているのか意味がわからない不細工な人形は‼」
「それが可愛いんですよ! ほら見てください、この……怒っているのか笑っているのかわからない目とか」
「エイミー、お前は本当にこれが可愛いと思っているのか?」
「もちろんです。これが出来上がったら、わたしだと思って大事にしてくださいね。わたしも殿下だと思って大事にします!」
「あぁ……」


