(よくわかんないけどとにかく殿下を遠ざけないと)
このまま別れ話がうやむやにされては困る。
昨日もエイミーの頭上から分厚い本が何冊も降ってきたのだ。
頭にぶつかる前に気づいてよけたから怪我はなかったが、エイミーを狙った一連のこの嫌がらせが、いつライオネルを巻き込むかと思うと気が気ではなかった。
(シンシアの言う通り、殿下に何かあったら大変なのよ。だから早く、殿下との婚約を解消しないと……)
それから、何故かエイミーに付きまとうライオネルを撒かなくては。
四限目の授業が終わりに差し掛かると、エイミーはじっと教室の時計を見つめた。
(あと十秒、九、八……)
秒針が授業の終わりを指すのを、息をひそめて見つめる。
そして、カーンと授業の終わりの鐘が鳴り響いた瞬間、エイミーはカバンを掴んで教室を飛び出した。
教師と、それからクラスメイト達が、猛然と教室を飛び出して行ったエイミーを驚いて振り返ったが、そんなことには構っていられない。
このまま別れ話がうやむやにされては困る。
昨日もエイミーの頭上から分厚い本が何冊も降ってきたのだ。
頭にぶつかる前に気づいてよけたから怪我はなかったが、エイミーを狙った一連のこの嫌がらせが、いつライオネルを巻き込むかと思うと気が気ではなかった。
(シンシアの言う通り、殿下に何かあったら大変なのよ。だから早く、殿下との婚約を解消しないと……)
それから、何故かエイミーに付きまとうライオネルを撒かなくては。
四限目の授業が終わりに差し掛かると、エイミーはじっと教室の時計を見つめた。
(あと十秒、九、八……)
秒針が授業の終わりを指すのを、息をひそめて見つめる。
そして、カーンと授業の終わりの鐘が鳴り響いた瞬間、エイミーはカバンを掴んで教室を飛び出した。
教師と、それからクラスメイト達が、猛然と教室を飛び出して行ったエイミーを驚いて振り返ったが、そんなことには構っていられない。


