「お嬢様。殿下のプレゼントはこちらに置いてありますよ」
スージーが、花瓶に生けられたピンクのバラの近くに置いてあった箱を持ってきてくれた。
「ありがとう」
ライオネルのプレゼントだけ確認してから眠ろうと、エイミーは箱を持ってソファに腰を下ろす。
リボンは、エイミーの瞳の色と同じ青い色をしていた。
丁寧にリボンをほどいて箱を開けると、中から出てきたのは、サファイアがあしらわれた薔薇の形のネックレスだった。
「……これ」
「まあ、今年もとても綺麗ですね! さすが王家の宝物庫に納められているだけあります!」
「ええ……そうね」
エイミーは曖昧に返事をしながら、心の中で「違う」とつぶやいた。
これは――今年のこれは、城の宝物庫に入っている宝石ではない。
エイミーだって、王家に嫁ぐためにたくさん勉強をしてきた。宝物庫の中身についても、王妃は覚えなくてはいけないからと、妃教育の一環で一覧を覚えさせられたのだ。その中に、このような青い薔薇のネックレスはなかった。
スージーが、花瓶に生けられたピンクのバラの近くに置いてあった箱を持ってきてくれた。
「ありがとう」
ライオネルのプレゼントだけ確認してから眠ろうと、エイミーは箱を持ってソファに腰を下ろす。
リボンは、エイミーの瞳の色と同じ青い色をしていた。
丁寧にリボンをほどいて箱を開けると、中から出てきたのは、サファイアがあしらわれた薔薇の形のネックレスだった。
「……これ」
「まあ、今年もとても綺麗ですね! さすが王家の宝物庫に納められているだけあります!」
「ええ……そうね」
エイミーは曖昧に返事をしながら、心の中で「違う」とつぶやいた。
これは――今年のこれは、城の宝物庫に入っている宝石ではない。
エイミーだって、王家に嫁ぐためにたくさん勉強をしてきた。宝物庫の中身についても、王妃は覚えなくてはいけないからと、妃教育の一環で一覧を覚えさせられたのだ。その中に、このような青い薔薇のネックレスはなかった。


