ー12時

碧「莉乃愛、調子どう?」
莉「少、ハァし、暑い。あと、ハァ、気持ち悪い。」

碧「じゃあ、解熱剤と吐き気止め入れとくね。お昼ご飯いる?」
莉「いらない。」
碧「わかったよ。放課後、駿達と司君が来るって。」
莉「うん。」

ー病室
私はその頃眠っていた。
優「失礼します。(小声)」
駿「どうせ起きてるんじゃねえの。」
司「そう言うとだいたい寝てるんだよ。
  ってほら寝てる。」
駿「チッ、けど可愛い寝顔ボソッ」
優「なんかいった?」
駿「いってねえし。」
司「こういうときの駿はだいたいなにか隠してるんだよ。」
莉「ん〜...。」
優「起きたんじゃない?」
莉「ってなんでここにいるの?!」
優「碧兄に放課後行くって言ってたでしょ〜。」
莉「...すっかり忘れてた。」
駿「なんかそんなに元気だったら心配して損した。」
莉「そんな事言わなくたっていいじゃ、ケホッ、ん。」
司「駿、今のはちょっとひどいよ。」
莉「ケホッケホッヒューケホッヒューヒューま、て、くる、し、」
司「待ってこれ喘息じゃない?ナースコールとか押したほうがいいんじゃない?」
駿「じゃ、俺押すから!」