side翔馬 午後3時半頃のことだった── 俺はいつものように外来の仕事をしていたときだった 今日は看護師の奈緒が俺の補助をしてくれていた 奈緒とは出会って5.6年の仲でありよくご飯や飲みに行く仲だ そこに恋愛感情はない 突然奈緒がびっくりしたような顔で俺に言ってきた 「陽菜ちゃんが受付にいた、涼と」 陽菜──── 俺の大事な患者だった 病院嫌いで男が苦手 でも小動物のような小柄で可愛い愛想のある子だ 急に2年前から病院に来なくなったけど…… 何かあったのではないかと色々心配していた