「 ──陽菜さん 、来栖陽菜さん。第1診査室にお入りください」
アナウンスされたようだがボーっとしていてあまり気づかなかった
涼さんはお昼を食べ終わっているようだ
「呼ばれたね、行こう」
そう言われて手を引かれた
熱がありすぎるせいなのか体がフワフワしている
ガラガラッッ
ドアを開けると約2年ぶりである翔馬先生がいた
「陽菜、この2年間病院に来なかったことは後でちゃんと聞かせてもらうからね。辛いだろうからそこのベッドに横になれる...?」
私は涼さんと翔馬先生に支えられながらベッドに横になった
