『もしかして、わざと置いていったん!?』
『です!ごめん!!』
はいーー!?
なんて強引な…!
そして私が抗議のメッセージを送る前に、会話を締め括るメッセージが来た。
『大丈夫!先生には一緒に怒られてあげるから!せっかくだし、2人きりの新幹線デートをお楽しみくださいな☆では!(^^)/』
では!(^^)/ て!!
大丈夫!、やないって!!わざとやったなんてバレたら、先生から大目玉やし、こんなん!!
まさか、置いて行かれたこと自体、仕組まれたことだったとは…。
さすがの結城くんも、それ聞いたら怒るんやないかな…。
チラッと結城くんを見ると、完全に熟睡していて、腕を組んだまま、首をうなだれて、スヤスヤ眠ってる。
結城くん、葵に相談までしてたんやね…。
言われるまで、全っ然気づかんかったけど、まさかそんなにも想ってくれとったなんて…。
クールな結城くんが、葵に恋愛相談をしているところを想像すると…ちょっとキュンとした。
結城くんとのこと、前向きに考えてもいいかもな…。
そう思いながら、結城くんの寝顔を見ているとなんだか幸せな気持ちになれた。



