「先輩、りんご飴奢ってください」
「いつからそんな生意気になったんだよ」
そう言われると胡桃は、不貞腐れていた。
「買ってもらいたかったんです。飾りが綺麗な飴でもいいですよ」
「俺はフランクでも買ってくるわ」そう言ってその場から離れようとすると
「まってください、はぐれるのは再会できない気がして嫌です」
胡桃は、俺の服の裾を掴んだ。
かわいいことできるんじゃん。
「じゃあ離れんなよ」
そう言って、僕は手を繋いだ。
悪い気はしなかった。むしろドキドキしてきて、好きなのかもと錯覚した。
「はい」
そう言う胡桃は、頬を赤く染めていた。
本気で好きなのか?僕のこと。
勘違いしてるのは僕か。



