溶けたラムネ入りの炭酸ジュースは、美味しくない。


「うん、読んで感想くれてた」

「胡桃は、読んで貰えなくなったら書くの辞めちゃうのか?じゃあ聞いて貰えなくなった作曲家の人達はどうだ、何のために作ってる?自己満なだけでもいいじゃん、自分のために書いたらいい、自分が幸せになれるその瞬間のために、他の人なんて関係ない、と僕は思うけど、…胡桃はどうだ?」

余計なお世話だろうか。うざいって思われるだろうか

「私も、本当は書きたい。書きたいけど、書いてもいいのかな、、私なんかがってどうしてもおもっちゃうんだよね」

胡桃は明るくていいな、なんて思った僕の目は節穴か。
敬語忘れるほど、こんなに落ち込んで、理由つけてまで 諦めて。

僕と同じく、何もかも理由をつけて、自分が出来ないって諦めてるところもあって、かと思えば急に明るくなって、喜怒哀楽が表せる人間の思考は本当に面白いなだ。

そんなこと言ったら僕だってそうだしな。就活諦めて、深夜のバイトばかりして、楽しいと思えることだけを本当はしてたい。

胡桃に限らず、人にはマイナス部分とプラス部分、どちらもあると思ってる。

「僕が見るって言ったら、胡桃は書くのか」

「え?見せませんけど」

「見せませんけどって、やっぱり書いてるんじゃないか少しぐらいは」

「間違えました、書きませんけどです」

これは書きだめてるな

「俺は見たい、じゃだめか」

「なんですか急に一人称変えて」

「図々しい話し方したら見せてくれるのかなと思って」

「びっくりさせないでくださいよ」

「書き溜めてるんだろ?本当は、今でも書いていて、ネットに投稿するのを悩んでるから、今日僕のこと本屋に誘ったんじゃないのか?外れてたらごめん」