保健室の天使は今日も眠い

「今日もいない、か」




あれからあの子が姿を見せることは無く3日が過ぎた



「帰りますかっと、」




テレレテレレテレレン



「もしもし桃香?どした?」



「いお、、やく、、、はやくきて、」




「すぐ行く」





ガチャ





「桃香!?大丈夫か」




「いお…うんもう大丈夫」




「また思い出したのか」




「ちょっとね、ねえいお?抱いて」





「私寂しいの。いお分かってくれるよね?」





「っ、、ああ分かった」




大月桃香、出会ったのは中学生のときで
最初の席が隣だったことから仲良くなるのに時間はかからなかった




気づいたら隣にいて


「いおー!みてみて!カブトムシ!」




なんて無邪気な笑顔で笑いかけてくる活発な子






そんな子を好きになるのはすぐだった