たくさんの通知音で目が覚めた。
見ると、クラスの一軍がグループラインで騒いでいた。
何があったんだろう。

「え―?」

内容を見た瞬間、唖然とした。

「なんで知ってるの…?」

学校、行けないじゃん。

ピコン、と新しい通知が来た。

「香苗っ…!」

”美織起きた?ごめん、あたしのせいで”
”先輩がね、みおりのことずっと待ってるって”
”先輩が友達にいったの。そしたらあれたって”

「情報量多い…」

寝起きの頭では理解しきれなくて、戸惑う。

”学校、ずっと一緒にいるってやくそくするから。いっしょにいこ?”
”あたしのせいでみおりのこときずつけちゃって、ごめんね。”

急いで打っているからか、ところどころ平仮名が多かった。
私のために、そんなにしてくれるなんて。

「ごめん、香苗っ…」

元は、私が蛙化したからいけないんだ。
なんで蛙化なんて…
あんなに、先輩のこと大好きだったのに。
付き合えたらいいなって、ずーっと思ってたのに。

「ほんと、最低っ…!」

先輩に会う顔がない。
もう、終わりだ―