左小指のピンキーリングは素敵な恋を引き寄せる



「うまぁ……」



大きなおにぎりを遥海は頬張っていた。



2個目が終わる頃、男友達がやってきた。



「遥海」


「おうっ」



「足は部活で痛めたのか?」


「そう、昨日滑ってさ」


「何かさ、遥海機嫌よくね?いつもだるそうなのに」



「……そうかも、今日だるくねぇし、眠くないや」



やっぱりさくらの食事と睡眠か……



「黒河さんとはいつの間に仲良く?」


「あっ、そうだよ、黒河さんて美人だよな」



「うーん、詳しくはいえないけど俺の彼女だから好きになるなよ」



振られたとこを見られたなんて言えないしな




「は?」



「遥海は彼女いたじゃん」


「夏休みに別れた」



「スパン早くね?」




「でも事実、さくらは俺の……バスケやっててめっちゃ話しが合うし料理も上手い、俺を支えてくれるんだよ」




「そっか」

「女子にどう話すか……」



「別に彼女でよくないか?」



「でも、あいつら遥海の事が好きだと思うよな」


「間違いない」



「別に告られてないし」



それは一緒にいたいからだよと友達に言われた。




「まぁ……午後の授業行くか」


「おぅ」



遥海は前の席に、友達2人は後ろの席に座った。



授業が終わると女子が寄って来たが、病院行くからあいつらから聞いてくれと急いで教室を出た。



「どういう事?」と男子2人は詰め寄られた。