左小指のピンキーリングは素敵な恋を引き寄せる



上の段から友達が降りてくる。



「大丈夫か?」



「トイレ連れてってくれよ」




「もちろん」



「じゃあね」とさくらは言うと舞子と教室を出た。




びっこを引きながら友達の肩を貸してもらう。



トイレから出ると「食事してきていいぜ、俺は中庭で今日は食べる」



「いつもの部室じゃねえのかよ」




「今日は無理、部室は遠い(笑)じゃあな」




さくら達は学食で食べながら付き合う事になったと舞子に話した。



「お金がなくて食べれてなくて風邪ひいて熱があってもバイトしてるとこを見ちゃって、ほっとけなかったの」



「それは同情なんじゃないの?」



「そう思われても仕方ないよね」




佐野くんはモテると思うけど心配じゃない?とも聞かれた。



「心配だよ…」




「足が治って、じゃあって振るとかないよね」




「ないと思うよ、多分好きって言ってくれた」




「はぁ!?そんなのやめときなってー、さくらは付き合うの初めてでしょ?」



「うん」



「ヤラれて捨てられるよ」



「それでもいいの、遥海くんは憧れの人だったから」



「さくら……まあ、何かあったら言ってね」




「うん!」