左小指のピンキーリングは素敵な恋を引き寄せる



「休みかと思ってLINEしたら教室にいるって返ってきたからさ」



「悪い、俺、昨日怪我してさ、階段で後ろ行くの嫌だったから」



「怪我?大丈夫か?」



「足首なんだ、今日病院行く」



「何で黒河さんが遥海の隣に座ってるの?」




女子に尋ねられた。



「駄目なの?」と返した。



「駄目っていうか〜、遥海が先に座って黒河さんだよね、並び的に?遥海が1番奥だし」


さくらはどうする?と遥海くんに目で訴えた。




「まあ一緒に来たからな」



うんと頷いた。



「いつの間に仲良くなったんだ?」



「まあ、後で、先生来るし」



友達は後ろの席に戻った。


「ほんと、いつの間によね」



舞子も聞いてきた。



まあそう思うよね、大学でほぼ話してないし



「後で話すね」と小声で舞子に言った。




遥海くんにも舞子に言ってもいい?と小声で聞くと、付き合ってること?と返してくれて頷くといいよと言ってくれた。



ホッとした。


隠したいのかなとも考えていたから……



2限が終わると舞子と学食に行くことにした。


舞子とさくらが席を立つと奥からズレてきてゆっくり立つ。



「歩ける?」



「固まってるな(笑)」



「肩に掴まって」




さくらは少し腰を下げる。




遥海はさくらの肩に手を回してちょっと力入れるぞと言うとせーのと言って立ち上がった。