左小指のピンキーリングは素敵な恋を引き寄せる


「授業が終わったら病院に行ってくる」


「ついて行かなくて大丈夫?」



「うん、病院に行ったあと部活にも報告しなくちゃいけないからさ、時間が読めないし家で待ってて」



「わかった、私は2限で終わりだからこれ持って行って」



大きなおにぎりが2つと小さめの水筒が出された。



「ありがとう、助かる」



遥海くんと話しながら、何も考えず一緒に教室に入ってしまった。



いつもギリギリに教室に入ってくる遥海くんの友達はまだ来てなくてさくらはいつもの前の席に行くと遥海くんと隣に座った。




「いいの?友達」



「うん、なんかさくらがいたらあいつらに合わせなくていいかなって(笑)」



「合わせてたんだ」



「まあ、時間ギリギリっていうのはスポーツやってる俺にしたら考えられないというか」



「じゃあ何で一緒にいたの?」



「ん〜ついてくるから?」



「ふーん、モテるもんね」



「やきもちですか?(笑)」



「ち、違うもん……」



「顔……赤っ(笑)」



さくらは顔を両手で隠した。




「佐野くんて笑うんだー」




横から声がした。



「あ、舞子、おはよう」


「おはよう、さくらの奥に誰かいるからびっくりしたよ」



どーもと遥海くんは舞子に挨拶していた。



遥海くんは携帯を見ていて、さくらは授業開始まで舞子と話していた。




1限が終わると遥海くんの友達が席にやってきた。