俺の名前は柴田海(しばたかい)。海が嫌いなのに、柴田海。今日俺は、幼馴染4人(俺合わせて)と海に来た。俺には好きな人が居る。その好きな人は幼馴染の4人の中に居る。だから、今日はチャンスだと思った。だが、その好きな人にも好きな人はいて、その好きな人も幼馴染の中の一人なのだ。だから、俺は砂浜からそっと彼女らを見つめる事しかできないだろうと思う。そんな事を考えていた海前日。好きな人、花火美月(はなびみつき)から一通のメッセージが届いた。内容は
「明日、学校の校門で待ち合わせね!」
というものだった。俺はスタンプで「OK」と返信をした。 スマホを下に向けベットに置くと、俺はカーテンを開いて真っ暗で少しだけ光り輝く空を見つめた。