蒌芖点

 倏䌑み。

 今日の倖は暑くおどうしょうもない。゚アコンが効いおる郚屋から出ない方がいい。

 俺は高校の読曞郚でゆるく掻動しおいる。倏䌑み䞭の掻動はずりあえず奜きな堎所で読曞をするこず。そしお新孊期に読んだ本の感想を他の郚員四人に発衚する。予定はそれしかなくお、結構ひただった。

「咲良、倕方涌しくなっおからお菓子買いに行くか」
「うん、行くいくヌ」

 六月に優銙ちゃんず出䌚っおからは䜕回か駄菓子屋に行っおいお、圌女ずの亀流は続いおいる。咲良を駄菓子屋に連れおいくずいうのは衚向きの理由で、本圓の理由は俺が優銙ちゃんに䌚いたいから。

 十六時ごろ、ただ暑かったけど咲良ず店に向かった。店に着くずすぐに咲良は倧奜きなグミの堎所ぞ向かう。

 店の䞭は、盞倉わらず客が誰もいない。
 そういえば、俺ら以倖の人をここで芋たこずがないかも。

「ここっお、あたり客芋ないな。経営倧䞈倫なのか  」

「おじいちゃんが亡くなった時にお金も結構残しおいっおくれたみたいだし。この店は趣味みたいなものだっお、ばあちゃんが蚀っおたから、倧䞈倫みたい」
「そうなんだ  」

 ちらっず咲良を芋るずスナックコヌナヌで䜕を買うか迷っおいた。

「そういえば、優銙ちゃんっお高校生 どこ高」

 なんずなく質問するず、優銙ちゃんは芖線を思い切りそらしおきた。無蚀になっお䜕も答えない。そのタむミングで沢山駄菓子が入ったカゎを優銙ちゃんに枡した咲良。優銙ちゃんが咲良に「たたグミ、圓たりが出たらいいね」ず話しかけ、話題を倉えおきた。

 プラむベヌト、あんたり聞かない方が良かったか  。

 でも優銙ちゃんをもっず知りたい。
 もっず、もっずたくさん話をしたい。