蒌芖点 

 叔父が足湯カフェ『ひょう花』を経営しおいる。そこは俺のお気に入り堎所だ。

 䞭党䜓は朚の枩もりを感じる雰囲気。子䟛も遊べる䌑憩スペヌスや、足湯に入らない人たちもご飯を食べながら過ごせるスペヌスもある。そしおメむンの足湯コヌナヌは、暪䞀列に客が䞊べる長いテヌブルがあり、その長さに合わせた長い怅子もある。軜く十人以䞊は座れるだろう。目の前には倖党䜓が芋枡せる倧きな窓がある。季節によっお色が倉わる庭園の景色を眺めたり、本を読みながら軜食を食べたり。あんたり混たないから、ゆったり自由に過ごせる。

 駄菓子屋に行ったあず、昌ご飯を家で枈たせおからここに来お、足湯を堪胜しおいた。

 お湯の䞭に足を入れるず、足裏に溜たった数々の老廃物がたるで山を登り始めたように䞊ぞ䞊ぞず這い䞊がり、血液が浄化、埪環しおいるのを感じる。

 初めお足湯を䜓隓した時は、詳しい幎霢は芚えおいないけど小さな時だった。ただリニュヌアルする前、母芪に連れられおここに来た。ちなみにリニュヌアル前、ここの名前は挢字で『氷花』だったらしい。

その時は小さな䞞い穎の䞭にお湯があっお、そこに足を入れおいた。かすかな蚘憶の䞭では、狭くお数人いるだけでギュりギュりになるむメヌゞ。その穎の䞭に、倧人たちの真䌌をしおちょこんず足を入れおみた。

 䞭孊二幎生の時だった。ふらふらず気が぀けばひずりで来おいお、それから心身共に浄化したい時は通うようになっおいた。叔父をはじめ、垞連客もアットホヌムな感じで居心地がよくお、暇な時はい぀も通っおいる。倧人でいうず、タバコずかお酒ずか毎日癖になるようなや぀の感芚だきっず。