満開の蕾

そして季節は巡りまた春が来た。

僕がいつの日か見たあの花の蕾は
桃色の花を咲かせた。

長い長い時を経てやっと花を咲かせた。
「お寝坊さんだなぁ」
僕は涙を注ぎ、花は優しく微笑む。

どれだけ時がたとうとも、
どれだけ別れが来ようとも、
いつしか蕾は花を咲かす。


長き夢を懐かしみ、
小さな未来に希望を抱いて

いつの日か大空に届くその時まで。