「私だって、青鷹君が大好きだよ」

「……宇宙で一番?」

「あははっうんうん、宇宙一だね」

 今日は意図的に引き出せたちせの感情に包まれて安心すると、やっぱりちせは笑っていて、最後に──

「……好き」

 数秒溜めの好きに、今日の疲れも一気に吹っ飛んだ。ちせとの心通う日々を、いつまでも続けたい。
 




─最終章 『サファイアブルー 1.1』 終 ─