幽霊だった君にもう一度恋をした。



夏休みも、もう終盤に差し掛かっていた。

今夏祭りに来ている。
浴衣を着て下駄を履いて髪もセットした。

少し気合い入れすぎたかも、、。


「七瀬〜!ごめん。遅れた」


そんなこんなで駅前で待っていると、神宮寺くんは浴衣姿で急いでやってきた。


「全然大丈夫だよ!」


「ごめん、ほんとに、、」


「そんな、謝んないでく、ださい」


「七瀬、浴衣めっちゃ似合ってる!」


「あ、ありがとう。神宮寺くんもかっこいい、、」


いや、何言ってんのだろ。

恥ずかし。神宮寺くんを見ると顔が少し赤っぽく見えたのは夕日のせいかな。


それから、2人で屋台で買ったものを食べ歩きして、花火がよく見えるという穴場スポットを神宮寺くんが知ってるらしくついて行った。


「ここ上がったらすぐだから」


といい、ちょっとした階段を登ると、街の夜景が見えて、それだけでも綺麗だと思った。


反対側に行くと森?みたいな感じで少し暗かった。

するとヒューといって花火が打ち上がった。


バーーン


夜空に3本の薔薇の形をした花火が打ち上がった。

それに続き黄色や緑、ハート型の花火が次々に打ち上がった。


「きれいだな」


「うん、、」


なんか、花火を見ていたら色んな気持ちが溢れてきて泣きそうになった。

声が震えていたのか私の様子に神宮寺くんは気づいて、


「大丈夫か?な、何かあったのか?」


「大丈夫だよ、、。ごめん、、」


申し訳なく思った。

泣くのを我慢しようと目をつぶると体にフワッとした感覚がしたので、目を開けるとそこには神宮寺くんの胸があり驚いて顔を上げると、


「ごめん。俺で、、七瀬好きなやついるんだろ。ずっと忘れられない人がいるって、」


「なんで、そんなこと?」


「心結さん?って人と話してたでしょ」