その日の放課後
空き教室で男の子と話していた。
「なんか、思い出せた?」
「ううん、、」
「じゃあ、一緒にここら辺歩いて帰ろっか!」
「うん。」
と話していると、神宮寺くんが来てしまった。
「七瀬?ここで何してんの?」
「えっと、なんか景色ゆっくり見たくて。1人の方が落ち着くし!」
「え、大丈夫?なにかあった?話聞こうか?」
まぁそうなるよなとか思いながら
「大丈夫だよ!」
と元気に言っておいた。
「なら、いいんだけど、、一緒に帰らない?」
「ご、ごめん。行くところあって、、」
「そ、そっか。じゃあ、また、」
と神宮寺くんは出て行ってしまった。
私も一緒に帰りたかったけど、男の子との先約があったので帰ろうと振り返ると、男の子はむっとしていた。
「ど、うしたの?」
「どうしたのじゃないでしょ?帰りたいんだったら、一緒に帰ってあげなよ!」
「でも、約束してたじゃん」
「そんなん、いいよ。ほら、早く!」
「ごめん。ありがと!」
何個も年下の男の子に後押しして貰うなんて情けないなと思いながら神宮寺くんを追いかけた。
神宮寺くんの背中が見えた瞬間叫んでいた。
「神宮寺くんー!」
「!?え、七瀬?なんで、予定あったんじゃないの?」
「あったんだけど、無くなった!から、帰ろ?」
「う、うん、」
とだんだん顔が赤くなるのを見て、こっちまで赤くなる。
世間話をして家に着く。
「じゃあ、明日は一緒に行こうな?」
と言い残しすぐ自分の家に入っていってしまった。
「え、ちょっ、、え!?」
残された私は戸惑いが隠せずに呆然としていた。
