5月の中盤に差し掛かったころ、私たちは体育祭の準備に追われていた。
そして、私は応援団のチアダンの練習をしていた。
前の私だったら絶対にやらないのに、、
結菜がやりたいと言って、神宮寺くんも応援団やると聞き、一緒にやりたいななんて思ってたら、手を挙げてた。
「七瀬さん、手と足がズレてるので気をつけてください!」
「あ、す、すみません。」
運動神経悪くてダンスなんてロクにしたことないのに、
なんでチアダンできるなんて思ったんだろ、、。
足引っ張ってすみません。
なんて思ってると
「大丈夫だよ、結菜。やれば出来る子なんだから!」
「あ、ありがとう。」
と心結も言ってくれたけど、申し訳なかった。
心結は運動神経が良くてダンスを習っていたから、すごい上手。
そしてすぐ友達に呼ばれ行ってしまった。
「大丈夫?七瀬。」
寂しいななんて思ってたら、そんな声が降って来たから驚いた。
「だ、大丈夫だよ、、。」
ついさっきまでみんなに囲まれてた、神宮寺くんが話しかけてきた。
「ダンス苦手なのか?」
「うん。でも、楽しいかなーって思ったんだけど踊れないんじゃ仕方ないよね。」
と私が落ち込んでいると、
「うーん、楽しむのが1番だろ!七瀬の楽しんでるとこがみたい。てか、素の笑顔が一番の応援になると思うよ?」
「でも、せっかくだしかっこよく踊りたいじゃん!」
「じゃあ一緒に練習する?」
その言葉が聞きたかったんだと自覚し、わがままだったかな、と後悔した。
でも、一緒にやりたかったのは事実で
「うん。」
と答えていた。
