大掃除も失敗し、年賀状作りも上手く行かず(?)。
寿々花さんは、どよーんと落ち込んでいた。
「悠理君のお手伝いをしたかったのに…。私はいつも足を引っ張るだけ…」
「そ、そんなことないって…。その気持ちだけで充分助かってるよ」
「気持ちだけじゃ、お腹は膨れないんだよ」
そ、そうかもしれないけど。
「悠理君を怒らせちゃった…」
「別に…全然怒ってないけど…」
これは本当である。
俺は元々、寿々花さんに家事を手伝って欲しいなんて微塵も思ってないからな。
手伝おうとしてくれる、その気持ちだけで充分嬉しい。
…のだが、役に立てない(と、自分で思い込んでいる)寿々花さんにとっては、それだけじゃ納得出来ないのだろう。
「私はいつもそうだよ。悠理君のお手伝いをするつもりで、逆に足を引っ張って…」
「ま、まぁまぁ…別に気にしなくて良いよ、そんなこと」
むしろ、そうやって落ち込んでいる方が、俺としては反応に困る。
なんと言って慰めようか、と考えていた、その時。
我が家のインターホンが鳴った。
誰だよ。こんな時に。今お取り込み中なんだけど?
しかし、無視する訳にもいかず。
「ちょ…ちょっと出てくるよ」
「うん…」
寿々花さんに断ってから、俺は急ぎ足で玄関に向かった。
円城寺だったらぶん殴ろう、と思ってドアを開けたところ。
「こんにちは。宅配便でーす」
あ、宅配便だった…。
大晦日も近いっていうのに、今日も荷物の配達、お疲れ様です。
「あ、はい。どうも…」
「重いので、気をつけて持ってくださいねー」
「え。あ、はい。…うぉっ…」
配達員のお兄さんに、ずっしりと重い段ボール箱を渡された。
「ありがとうございましたー」
笑顔で頭を下げる配達員さんを、玄関で見送り。
俺は、段ボール箱に貼られていた配達伝票を確認。
またフランスからの荷物かと思ったら…寿々花さん宛てではなく、俺の名前が書いてあった。
俺宛ての荷物?…ってことは…。
「あ、母さんだ…」
誰あろう、俺の母親からの荷物だった。
荷物の中身、食品、って書いてある。
食品…?
…ともかく、リビングに持って入ってから開けてみよう。
「重っ…」
えっちらおっちら、へっぴり腰でよたよたしながら、荷物を玄関に持って入ろうとすると。
「悠理君、大丈夫っ?」
「うわっ、びっくりした」
いつの間にか、寿々花さんが玄関までやって来ていた。
びっくりして荷物を落とすところだったろうが。不意打ちはやめてくれ。
「荷物?それなぁに?」
「まだ分からん。かあ…えっと、俺の母親からの荷物みたいなんだが」
「悠理君のお母さん?」
この間、干し柿送ってくれたから。
またその類だろうか。
「ちょっと…リビングまで運ぶから…」
「うん。貸して」
「あ、ちょ、」
寿々花さんは俺の手から段ボール箱をもぎ取り。
ひょいっ、と軽々と持ち上げた。
すげぇ…。男顔負けの力持ち…。
「リビングに運べば良いんだよね?」
「あぁ…。頼むよ…」
「お任せー」
へっぴり腰で運んでいた自分が、情けなく思えてくる。
寿々花さんは妙に張り切って、今度こそ役に立つと意気込みながら荷物を運んでくれた。
寿々花さんは、どよーんと落ち込んでいた。
「悠理君のお手伝いをしたかったのに…。私はいつも足を引っ張るだけ…」
「そ、そんなことないって…。その気持ちだけで充分助かってるよ」
「気持ちだけじゃ、お腹は膨れないんだよ」
そ、そうかもしれないけど。
「悠理君を怒らせちゃった…」
「別に…全然怒ってないけど…」
これは本当である。
俺は元々、寿々花さんに家事を手伝って欲しいなんて微塵も思ってないからな。
手伝おうとしてくれる、その気持ちだけで充分嬉しい。
…のだが、役に立てない(と、自分で思い込んでいる)寿々花さんにとっては、それだけじゃ納得出来ないのだろう。
「私はいつもそうだよ。悠理君のお手伝いをするつもりで、逆に足を引っ張って…」
「ま、まぁまぁ…別に気にしなくて良いよ、そんなこと」
むしろ、そうやって落ち込んでいる方が、俺としては反応に困る。
なんと言って慰めようか、と考えていた、その時。
我が家のインターホンが鳴った。
誰だよ。こんな時に。今お取り込み中なんだけど?
しかし、無視する訳にもいかず。
「ちょ…ちょっと出てくるよ」
「うん…」
寿々花さんに断ってから、俺は急ぎ足で玄関に向かった。
円城寺だったらぶん殴ろう、と思ってドアを開けたところ。
「こんにちは。宅配便でーす」
あ、宅配便だった…。
大晦日も近いっていうのに、今日も荷物の配達、お疲れ様です。
「あ、はい。どうも…」
「重いので、気をつけて持ってくださいねー」
「え。あ、はい。…うぉっ…」
配達員のお兄さんに、ずっしりと重い段ボール箱を渡された。
「ありがとうございましたー」
笑顔で頭を下げる配達員さんを、玄関で見送り。
俺は、段ボール箱に貼られていた配達伝票を確認。
またフランスからの荷物かと思ったら…寿々花さん宛てではなく、俺の名前が書いてあった。
俺宛ての荷物?…ってことは…。
「あ、母さんだ…」
誰あろう、俺の母親からの荷物だった。
荷物の中身、食品、って書いてある。
食品…?
…ともかく、リビングに持って入ってから開けてみよう。
「重っ…」
えっちらおっちら、へっぴり腰でよたよたしながら、荷物を玄関に持って入ろうとすると。
「悠理君、大丈夫っ?」
「うわっ、びっくりした」
いつの間にか、寿々花さんが玄関までやって来ていた。
びっくりして荷物を落とすところだったろうが。不意打ちはやめてくれ。
「荷物?それなぁに?」
「まだ分からん。かあ…えっと、俺の母親からの荷物みたいなんだが」
「悠理君のお母さん?」
この間、干し柿送ってくれたから。
またその類だろうか。
「ちょっと…リビングまで運ぶから…」
「うん。貸して」
「あ、ちょ、」
寿々花さんは俺の手から段ボール箱をもぎ取り。
ひょいっ、と軽々と持ち上げた。
すげぇ…。男顔負けの力持ち…。
「リビングに運べば良いんだよね?」
「あぁ…。頼むよ…」
「お任せー」
へっぴり腰で運んでいた自分が、情けなく思えてくる。
寿々花さんは妙に張り切って、今度こそ役に立つと意気込みながら荷物を運んでくれた。


