そういうことなら、まぁ良いや。
心ゆくまで、好きなようにときメロを楽しんでくれ。
…と、思ったが。あろうことか寿々花さんは。
「悠理君、一緒にやろうよ」
と、俺を誘ってきた。
何だと?
「い、一緒にって…?」
「このゲーム、さっきから選択肢がいくつも出てくるの。どの選択にするか、一緒に選ぶの手伝って」
あろうことか、俺に乙女ゲー攻略の手伝いを頼んできた。
嘘だろ。マジかよ。
「いや…そう言われても、俺は男だから、イケメンの攻略法なんて分からないぞ」
「何で?同じ男の子なんだから、男の子の気持ちは男の子の方がよく分かるでしょ?」
確かに。と思ってしまった自分がいる。
いや、でも無理だって。
男なのは確かだが、ゲームの中の男の気持ちなんて分かるかよ。
それなのに。
「それに、ほら。主人公の女の子の名前、『星見悠理』にしたんだ」
何で俺のフルネーム?
無断使用を許可した覚えはないんだが?
アカウントのニックネームと言い、あんたは俺の名前よりまず先に、自分の名前を使えよ。
「一緒にやろー。悠理君」
嫌だよ、何が嬉しくて男が乙女ゲームなんか…と、言いたいところだったが。
…そんな無邪気な顔で頼まれたら、断るに断わり切れないじゃないか。
スマシスも全然付き合ってあげられなかったもんな。俺が弱過ぎて。
その負い目もあるから、余計断りづらい。
分かったよ。…やれば良いんだろ、やれば。
「良いけど…俺は恋愛経験皆無だからな。気の利いたアドバイスは期待するなよ」
「大丈夫だよ。私は恋愛経験、いっぱいるから。任せて」
そうか。それなら安心…。
…って、マジで?
思わず目が点になってしまったが、寿々花さんはぽやんと首を傾げて。
「…どうかした?悠理君」
「え?いや…。…」
恋愛経験豊富…なのか?あんた。
全然そんな風には見えないのだが?
人は見かけに寄らないってことなのかもしれない。
俺に隠れて、誰と恋愛してるんだよ。
「早く、早く。一緒にやろー」
「あ、あぁ…」
戸惑いながら、俺は寿々花さんの隣に腰を下ろした。
俺はゲームよりも、寿々花さんの恋愛事情の方が遥かに気になるんだが…?
心ゆくまで、好きなようにときメロを楽しんでくれ。
…と、思ったが。あろうことか寿々花さんは。
「悠理君、一緒にやろうよ」
と、俺を誘ってきた。
何だと?
「い、一緒にって…?」
「このゲーム、さっきから選択肢がいくつも出てくるの。どの選択にするか、一緒に選ぶの手伝って」
あろうことか、俺に乙女ゲー攻略の手伝いを頼んできた。
嘘だろ。マジかよ。
「いや…そう言われても、俺は男だから、イケメンの攻略法なんて分からないぞ」
「何で?同じ男の子なんだから、男の子の気持ちは男の子の方がよく分かるでしょ?」
確かに。と思ってしまった自分がいる。
いや、でも無理だって。
男なのは確かだが、ゲームの中の男の気持ちなんて分かるかよ。
それなのに。
「それに、ほら。主人公の女の子の名前、『星見悠理』にしたんだ」
何で俺のフルネーム?
無断使用を許可した覚えはないんだが?
アカウントのニックネームと言い、あんたは俺の名前よりまず先に、自分の名前を使えよ。
「一緒にやろー。悠理君」
嫌だよ、何が嬉しくて男が乙女ゲームなんか…と、言いたいところだったが。
…そんな無邪気な顔で頼まれたら、断るに断わり切れないじゃないか。
スマシスも全然付き合ってあげられなかったもんな。俺が弱過ぎて。
その負い目もあるから、余計断りづらい。
分かったよ。…やれば良いんだろ、やれば。
「良いけど…俺は恋愛経験皆無だからな。気の利いたアドバイスは期待するなよ」
「大丈夫だよ。私は恋愛経験、いっぱいるから。任せて」
そうか。それなら安心…。
…って、マジで?
思わず目が点になってしまったが、寿々花さんはぽやんと首を傾げて。
「…どうかした?悠理君」
「え?いや…。…」
恋愛経験豊富…なのか?あんた。
全然そんな風には見えないのだが?
人は見かけに寄らないってことなのかもしれない。
俺に隠れて、誰と恋愛してるんだよ。
「早く、早く。一緒にやろー」
「あ、あぁ…」
戸惑いながら、俺は寿々花さんの隣に腰を下ろした。
俺はゲームよりも、寿々花さんの恋愛事情の方が遥かに気になるんだが…?


