あんなことがなければ私たちは違ってたのかな

「ご飯美味しかったね〜」

「うん!」

「でもさすがに多かったわ〜」

「みなみは少食だもんね」


「いや、かのんも少食でしょ!」

「私からすれば両方少食だよ?」

「いや、雪乃が食べすぎなんでしょ!」

「まぁね」

「お風呂もゆっくりできて気持ち良かった」

「疲れが飛んだ〜」

「ねねねね!」

「どうしたの雪乃?」

「なに?」

「男子部屋に行こ!」

「なんだそんなこと」

みなみは呆れていた。

「行こ行こ!」

雪乃はかのんとみなみの手を強引に引っ張って、翔たちがいる男子部屋へと連れて行かれた。