あんなことがなければ私たちは違ってたのかな

「ん?なにが?」

「男子部屋遊びに行きたいよね?」

「え?う〜ん。確かに楽しそうではあるけど...」

「でしょ?でしょ!」

「でも、」

「みなみもいいよね?」

「全然私の話し聞いてないじゃん!」

「ドンマイ」

「いや、いいけど先生にバレたら面倒でしょ!」

「そっか〜でもさ、なんとかなるよ!」

「まぁ、どっちでもいいよ。」

「はーい!目的地についたよ〜」









「疲れたぁ〜」

「ほんと〜」

「俺も〜疲れた〜」

「俺も〜」

一日中歩き回って疲れたあげく、長時間の説明があったせいでみんなクタクタだ。

『ホテルまで少し距離があるのでゆっくりしていてね〜』

『はーい』

(ほんと今日は疲れたな〜。ちょっと眠くなってきたかも)

トンッ

かのんの肩になにか重みを感じた。

「スゥ〜」

「ん?」

かのんは夢の中に入りかけた途中に肩に重みを感じて目を開けて左肩の方を見ると、翔が寄りかかって寝ていた。

(やばい!どうしよう!天宮が寄りかかってる?!でも、寝てるし...)

かのんはそうゆうことを考えていたが緊張より疲れが勝ち、そのまま眠ってしまった。

『そろそろ着きますよ〜寝てる人は起きてくださいね〜』

「ん。ファ〜ァ!」

「あ!かのん起きた?」

「うん。」

「翔!起きろ〜?そろそろ着くぞ〜!」

「...」

「ダメだ!こいつ起きね〜や」

「翔!起きろ!もう着くって!」

せいやも後ろからつついたりして起こしているけど全然起きない

「わりぃ、かのん起こしてやって。着いても起きなかったら俺らが無理矢理連れてくからさ!」

なんてせいやはかのんに向けてウインクをした。


「天宮起きて!」

「うぅ...」

「も!天宮!起きて!」

かのんは翔の肩を揺すった。

「うぅ〜んもう着く?」

「もう着いた!」

そう言うと翔は起きた。