あんなことがなければ私たちは違ってたのかな

修学旅行当日!

かのんはいつもより早く起きて準備をしていた。

(いよいよだなぁ〜みんなで楽しく過ごせたらいいなぁ〜)

「あ!そろそろ行かないと!」


私が学校に着いたころにはクラスの半分以上が揃っていた。

(天宮まだ来てないのかな?)

かのんはそんなことを考えながら翔の姿を探していた。

「お!かのんおはよ〜」

「おはよう!雪乃!陽向!」

「楽しみだねぇ〜」

「うん!」

「おはよう〜」

「天宮おはよう」

「翔おはよう」

「早起きはしんどいな」

なんて朝から明るく言いながらあっと言う間にいろんな人に囲まれていた。

「あっぶなぁ〜!遅刻するところだったぁ〜」

「お前のせいだろ?」

「ちょ、ちょ、ちょ!2人とも一緒にきたの?」

なんて雪乃と翔は楽しそうに聞いていた。

「朝たまたまホームに向かってる途中にみなみに会ったんだけどさ、こいつ忘れ物したとか言って家まで俺も連れてかれたんだよ」

なんて飽きれ顔で言っていた。

「仕方ないじゃん!大事なんだもん!」

「なんか最近2人いい感じだよな?」

「え?」

陽向が不意にこえに出した言葉にみんな一斉に固まっていた。

「んなわけないだろ?」

「絶対せいやなんて嫌!」

「私は以外とお似合いだと思うけどな〜」

「そうだよな!」

かのんの言葉に翔は反応した。