夜華の先に

えっ、!!

それは、透の声だった。


体も顔もボロボロの透。

立っているのもやっとのようでフラフラしている。

私は透の近くまで走って、透を支えた。


「ふーん、僕間違えちゃんたみたいだね、黒爽の姫はそっちだったか、」

なんて、意味深なことを言っている。


「君もう、動けないでしょ、さっさと、第2位の座どいてよ。じゃないと、その子も痛いまたあっちゃうよ、」

なんて、脅している瑠衣。


「いいよ、もう、こんなみんなボロボロだ今からお前に勝てるなんて思ってねぇよ」

確かにそうだ、黒爽は総長である透を含める全員がボロボロ。

それに対して、瑠衣は怪我はほぼしていない。

「そっか、じゃあ、そうゆうことで、あの女は下にあるよ」

そう言って瑠衣は扉から出て行った。


私が知っている中で黒爽が初めて負けた戦いだった。