甘の弱な君が好き【完】


「え!?橙真と一緒じゃん!」


なんで樟葉さんが一番喜んでるんだろう


「奇遇だな」


やけな柔らかく下がって目尻で、微笑みかけてくるもんだから心がぐわぐわと揺れる



「っ、ですね」



たまらなくなって目を逸らしてそう答えることが精一杯



…なんかもう調子狂うよ



「ケチャップだけは絶対有り得ないと思うんだけどなぁ」


遠い目をして呟く樟葉さん


うーん、うちの家は昔からケチャップ派だからなぁ。お父さんもお母さんも卵にはケチャップしかかけない。



「オムライスにケチャップで食べるのと一緒だろ」



「それは違うじゃん」




樟葉さんは口を尖らせて瞬きをして長いまつ毛を揺らす。写真を撮って売ればいくらになるんだと思うほど可愛い。



「でも使ってるものは一緒ですよ?」



「あー、そうか、今日は藍ちゃんも橙真側なんだね」


寂しそうにそんなことを言われてもね。


いつも大抵私と樟葉さんの意見があって、2人で北浜さんを変人扱いするのがテッパンのノリ



「2人が気合うなんて珍しいね」



その言葉に何故かドキッとして、思わず目を伏せてしまった