甘の弱な君が好き【完】


「聞いてました!そうですよね!」



何か分からないけどとりあえず相槌を打っておこう。



今はライブから数日経って、いつも通りお昼ご飯を食べている最中だった。


あの日から私の余韻は抜けず、ずっとふわふわして気を抜けば北浜さんのことばかり考えてしまっている。



「全然聞いてねぇじゃん」


今日も私が買って来た焼きそばパンを片手に、呆れている北浜さん



「…なんの話でしたっけ?」




「だから、藍ちゃんは目玉焼きにソース派?醤油派?」







…どうしょうもなく、しょうもない。








誰が想像できるだろうか。



数日前まで、何万人もの歓声を浴びていた人気アイドルだと。


いつも繰り広げられるのはこんなしょうもない話



「私はケチャップ派ですけど…」



そこにちゃっかり参加するんだけどね。



最近はこの空間にも慣れて来て、楽しいんだよね。