甘の弱な君が好き【完】


余韻に浸りながら、人の波についていくと、外へ出るどころか、『関係者以外立ち入り禁止』と書かれた場所へみんな吸い込まれていく



え、入っちゃダメなんじゃ…



そう思いつつ、先の通路を覗くと


「ここって…」


『staff』とかかれたティシャツを着るたくさんの人が、忙しく動き回っていた


あれ?ステージ裏ぽいけど…



そんなことを思って混乱してあたりを見渡していると、



「藍ちゃん、来てくれてありがとう」


タオルで汗を拭きながら手を振ってくれる関目さん


「よう。」


さっきまで激しく踊っていたとは思えないほど、涼しい顔をしている北浜さん



「あ!藍ちゃん!!」


キラキラしていて、可愛い樟葉さん


さっきまでステージで見ていたmoreのみんながいた。


やっぱり学校なんかで会うのとは比べものにならないくらいのオーラを感じる。


キラキラアイドルだ。


「な、なんで」