甘の弱な君が好き【完】


「だから、こうやって藍ちゃんが食べたことないメニュー買ってきてくれるの超嬉しいっ。橙真と色んなの食べてみたいねって言ってたから!」



「かっ、かわいい…」



不意に漏れてしまった声にハッとする。


さっきまで私超怒ってたのに、なんか丸め込まれてない!?


「明日からお前もここに弁当持ってこいよ」



「え、」


私、黄子ちゃんとお昼食べたいのに…


「文句でもあんのかよ。あー、頬が痛いなぁ。飯食ってる間に頬が痛んだら、誰が手当すんだよ」


わざとらしいなぁ



「…保健室行けば良いじゃないですか」




「俺たちが保健室なんて行ったら大騒ぎになるに決まってんだろ。バカか。」



「なっ、」



あー、ほんとこの人ムカつく!!!!