甘の弱な君が好き【完】


迎えのバスがきて、クラス単位で乗り込み学校に着いた。



「黄子ちゃん、」



盛り上がって長くなったHRを終えて騒がしい教室で、黄子ちゃんに声をかける



「うん。行っておいで!」




「え、なんで…」




私まだ何も言ってないのに、全てを汲み取ったように笑う黄子ちゃん


「さっきから顔に出過ぎ!早く会いに行きなよ!」


ポンと優しく背中を押してくれた。


どうやら私の心の声はダダ漏れだったらしい。



私は荷物をまとめて、急いで教室を出た。



まだHRをしているクラスも多いみたいで、廊下には人が少なくて助かった。



芸能コースと一般コースを繋ぐ渡り廊下を走って渡り、たどり着いたのは応用室の前



いないことは分かってる。ただ、吸い込まれるようにここに来た。