甘の弱な君が好き【完】


泣いているはずの真白ちゃんは、無理矢理笑って、


「橙真くんは藍ちゃんが思ってる以上に藍ちゃんのこと思ってるよ」



私の目を見てそう言った。



…バカでも分かる。真白ちゃんが私の背中を押してくれているって。



「ほら、今写真消したから。」


徐にスマホを触った真白ちゃんは、証明するように私に画面を見せた。


さっきの画像は消去されて、空っぽになったフォルダ



「だからうじうじしてないで、早く会って来なよ」


凛と微笑んで見せた真白ちゃん。



…その優しさを無駄にしないようにしないと。



キスの意味も、真白ちゃんの言葉の意味もわからないけど、なんとなく今会いに行かないと後悔するような気がするんだ。