甘の弱な君が好き【完】


不自然に目を逸らし続けるから、ムカついてその顔を覗き込むと、惹き込まれてしまいそうなほど揺れる瞳と視線が絡んだ


「お前昨日から、」



『俺のこと避けてるだろ』って言いかけた時。



廊下の奥から足音がして、



「橙真くんおはよう!」



昨日の夜、家に帰ったはずの真白だった。


「真白…来たんだ」


…どうやって勝手に入って来たんだよ。



「うん!藍ちゃん、朝ごはん私も一緒にいい?」



「え、あ、うん!も、もちろん!」



明らかに愛想笑いである笑顔を向ける藍


それからまた見事に俺はさけられて、真白筆頭に女子たちがキッチンで朝ごはんを用意してくれた。


バターロールを温めたものと、シーザーサラダ、フルーツ、オニオンスープに目玉焼き


「うわっ、超うまそう!藍ちゃんありがとう!」


起きて来た紫苑さんがそういう。


それにしても今日も芸術的な寝癖だ。