甘の弱な君が好き【完】













ああ、眠い。


朝あくびをしながら朝日が照らす廊下を歩く。


昨日の夜は藍を除いてテンションが高くて、なかなか寝させてもらえなかった。


結局寝たのって何時だったっけな。



とりあえず顔洗って、歯磨くか



角を曲がって洗面台へ入ると、



「黄子ちゃん!あのね、…あ」



どうやら二条が入って来たと勘違いした様子の藍が嬉しそうな笑顔でこちらに振り返って、俺だとわかった瞬間、笑顔が消えた。



…なんだよ、その態度



俺がきたら嬉しくないってのか。



「よう。」



「…お、おはようございます」


相変わらず、目は合わない。


暗くなる藍の表情に胸がざわつく。



「手は大丈夫なのかよ」



「…はい、大丈夫です」



まあ、見る限り本当に大丈夫そうだからよかったけど。