甘の弱な君が好き【完】


北浜さん嬉しそう…


「橙真くんのことならなんでも知ってるんだから当たり前じゃん。」



「しかも相当レアなやつだな。」


ブランドのロゴが胸に小さく刺繍されていて、紺色とオレンジ色のバイカラーデザインのトレーナーだった。


どっかとのコラボで、手に入りにくいらしい。



「探すのに時間かかったんだからねぇ」



頬を赤らめながら上目遣いで真白ちゃんがそういう。


やっぱり可愛いな。…北浜さんの好みだって、全部わかってる。



私なんて何もわからないから、全部想像で買っただけだし。


人気アイドルが毎日学校へ背負ってくるリュックを、パシリがプレゼントして渡すなんて…調子に乗りすぎだよね。



「お前のは、ないの?」


プレゼントを渡していないのは私のみ。


北浜さんの期待したような視線が向けられる。